マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、モチベーションのコントロールを誤っているのではないだろうか。ヨーロッパリーグ軽視の公言はフェイエノールト・ロッテルダム戦の低パフォーマンスを招き、ワトフォード戦の敗北にもつながった。1シーズンというロングスパンを踏まえれば、ヨーロッパリーグのプライオリティはもっとも低いかもしれないが、この試合に出場した選手たちのプライドはいたく傷つけられた。指揮官がメンタルをケアできなかったのだから、ユナイテッドの低調は当然だ。

また、プレーの面でも足もとへのパス、個人の能力に頼ったパフォーマンスが目立ち、連携が乏しすぎる。ポール・ポグバがフィットできず、ウェイン・ルーニーが動けないのだからなおさらだ。前者はいずれ本領を発揮するはずだが、キャプテンは明らかにピークを過ぎた。リーグカップ3回戦のノーサンプトン戦では復調傾向だったが、周辺を満足させる内容ではなかった。その、輝かしいキャリアに免じてしばらくの間は猶予するのか、あるいは厳しい断を下すのか、ルーニーの起用法が今シーズンのユナイテッドを左右する。