あの「Arsène Who?(アーセンって誰?)」から20年。アーセナル・ファンは、監督の就任20周年を祝福したいところだが、お祭りムードは今週末の試合が終わるまでお預けだ。

1996年9月22日、その後イングランド・フットボール界に革命をもたらすことになる監督の就任が発表された。あれから20年の月日が経った。アーセン・ヴェンゲルは、誰が何と言おうと、特に自分を「スペシャル」と呼んでしまう男が何と言おうと、アレックス・ファーガソンと並びプレミアリーグに最も影響を与えた監督である。

これまでアーセナルの監督として20年間で公式戦1127試合を指揮し、15個のタイトル(コミュニティーシールドを含め)を手中に収めてきた。例えリーグ優勝から12年間遠ざかっていても、これまでの彼の功績を否定することはできない。同監督の限界説を唱えるサポーターでさえ、今週は全てを忘れて就任20周年を祝いたい、はずだった。

だが、手放しで喜べるファンは1人もいないはずだ。少なくとも、今週末の試合が終わるまでは・・・。アーセナルにとって、そしてヴェンゲルにとって、近年のチェルシー戦とは、それほど厄介な試合であり、苦い記憶が蘇る戦いなのだ。