9月25日、京都北山の地・宝ヶ池公園運動施設球技場にて関西大学ラグビーAリーグの開幕戦が行われる。

昨年、関西を制覇した同志社大学はダークホース・京都産業大学を迎え撃つ。今季は関西リーグから大学選手権への出場枠が3チームへ変更になり、熾烈なリーグ戦が予想される。2005年以来の関西連覇、そして全国4強入りにむけて“一戦必勝”の戦いが幕を開ける。

山神孝志監督体制4年目、今季の同志社は経験値が非常に高い。主将LO(ロック)山田、副将WTB(ウィング)松井、SH(スクラムハーフ)大越ら、多数の主力メンバーは1年生の頃から出場機会を与えられ、経験を積んできた。

昨年の関西リーグ優勝決定戦(vs.天理大)でのレギュラーも10人が残り、戦力は十分に揃っている。さらに、今季はFB(フルバック)安田、CTB(センター)永冨晨、WTB高野、LO堀部が、U20日本代表に選出されレベルアップして帰ってきた。

インゴールを駆ける松井

特に安田はアジアラグビーチャンピオンシップ2016にも出場し、代表キャップを獲得している。そして、世界に誇るスピードスター松井千士。リオ五輪のセブンズメンバーにあと一歩のところまで迫り、バックアップメンバーとして“奇跡のベスト4”を現地で目の当たりにした。

開幕戦はケガでの欠場も心配されるが、リーグ戦後半での復帰を待ちたい。また、今年から同志社OBであり、元日本代表の大西将太郎と仙波智裕をコーチに迎え入れ、きめ細かな指導を実践してきた。こうした世界レベルでの経験値はチームに還元され、勝利に結びついていくであろう。

今季も同志社は展開ラグビーを軸に試合を組み立てる。SO(スタンドオフ)永冨健とSH大越の4年生コンビが、大外までボールを供給することで、日本最強の両翼が必ずトライを量産してくれる。

また、バックスラインには機動力のあるFWが並び、縦への突破を繰り返すことで大外への布石となり、展開ラグビーの精度を高める。

近年のラグビーはSHが司令塔と言われ、その役割を背負う大越が超高速ラグビーを生み出し、フェーズを重ねながら防御を崩していく。同志社伝統のBKとFWが一体となった攻撃で鮮やかなトライシーンを期待したい。

一方の京産大をダークホースと呼ぶのには理由がある。今年の5月に京産大グラウンドで行われた練習試合で、同志社は苦戦を強いられたのだ。