観光文化交流局が2016年6月に行った「都市ブランド・イメージ調査」で、「最も行きたくない街」という不名誉な称号を得た名古屋市。河村たかし市長もこの話題に触れたことで当時話題となった。

調査は東京23区と札幌、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡の7市を対象に行われたものだが、全国を対象に調べれば結果が変わるかもしれない。そこでJタウン研究所では、「この中で、行きたくない街はどこ?」というテーマで都道府県別にアンケート調査を行った(総得票数1616票、2016年9月1日〜10月11日)。

果たして結果は――。

ダントツの1位は...

「行きたくない街」の候補地は、札幌、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡の8都市。

まさかとは思ったものの、「都市ブランド・イメージ調査」の結果通り、票を最も集めたのは712票(44.1%)で名古屋だった。次いで330票(20.4%)の大阪。それ以降は福岡、東京、横浜、京都、神戸、札幌の順に続くが大差はみられなかった。

「行きたくない街」ランキング(Jタウンネット調べ)

神戸の健闘は、今年10月から始まったNHK連続テレビドラマ小説「べっぴんさん」の舞台となっていることが影響しているのかもしれない。

他を大きく引き離し1位となった名古屋だが、都道府県別の投票分布を見ると以下のようになった。

「行きたくない街」都道府県別の投票分布(Jタウンネット調べ)

名古屋に近い都道府県ほど名古屋に投票していることがわかる。また福岡、長崎、沖縄は自県の観光資源が豊富なため、名古屋には負けないという自負があるのかもしれない。

地図を見てお気付きの方もいるかもしれないが、驚くべきことに、愛知県の最多得票先は名古屋である。得票数は2位の大阪と僅差だったものの、自県への投票が最多なのは名古屋のみで、他の7都市では別の都道府県が選ばれている。

県民からも支持されない名古屋はよっぽど魅力のない街なのだろうか。単に近いからわざわざ行こう、という気にならないだけなのだろうか――名古屋が本当に「行きたくない街」に相応しいのか、確かめに行ってみたいような気もする。