次世代のロボット製作に向け、藤沢市が試作品の開発を支援するロボット第1号が決定した。その名は「リゲイト」。もう一度歩くという意味で、脳血管疾患などでまひが残る患者の歩行をサポートするロボットだ。行政、大学、中小企業が手を組み、商品化に向けた一歩を踏み出す。 市は2015年度からロボット産業推進プロジェクトを進めており、昨年8月には試作費や開発費を助成する制度を創設した。今回、開発支援のため100万円を補助する。 同ロボットは、広島大医学部と早大工学部の研究者らが共同開発。足首の動きを補助する機器で、患者の足に装着すると自発的な歩行を促す。高価で大型なリハビリ機器とは異なり、小型軽量で気軽に活用できるのが利点という。 商品化に向け、実証実験を担当するのは市内の中小企業だ。部品加工会社「ソーワエンジニアリング」(同市弥勒寺)はこれまでも複数の大学と連携し、機械加工やロボットの試作品を製作してきた。 同社の担当者は「医学部と工学部が手を組むのはとても珍しく、企業にとってもやりがいがある。実験で安全性や信頼性を高めていきたい」と意気込んでおり、4月以降の商品化を目指すという。