地震発生時の火災を防ごうと、平塚市は家庭用「感震ブレーカー」を無償配布する。延焼の危険性が高い住宅密集地域の1万2千世帯が対象で、3月中旬までに配り終える計画だ。昨年3月には茅ケ崎市でも千世帯に配布されたが、1万世帯以上に無償配布するのは県内初という。 感震ブレーカーは、強い揺れを検知すると自動的に電気を遮断する防災機器。地震の揺れに伴う電気機器からの出火や停電復旧時の通電火災に効果的で、配電盤に両面テープなどで貼り付ける。今回、配布される機器の感度は「5強」「6弱」に切り替えられる。予算総額は1600万円で、本年度の一般会計9月補正予算に盛り込まれた。財源は昨年10月から実施している職員給与の削減分(一律1%)を充てるという。 無償配布する対象地区は、桃浜町、立野町、宮松町など12地区。平塚市の全世帯数は約10万8千世帯で、県が「地震防災戦略」で掲げている2024年度までの設置率10%の目標を今回の配布でクリアする形だ。ただ市災害対策課は「これで終わらず、市内各地域に一部負担などで広めていきたい」としている。 今回の配布対象世帯には16日以降、取り付けや設置の必要性に関する説明会を開催する。