【カナロコスポーツ=佐藤将人】横浜DeNAの今季開幕投手に指名されている石田健大(23)、守護神・山崎康晃(24)らが13日、厚木市内で行っている自主トレーニングを公開した。きつい山登りもひょうひょうとこなした大卒3年目を迎える同期入団の2人が、今季の浮沈の鍵を握る。 石田は昨季、11勝の山口俊(巨人へ移籍)に続く9勝を挙げた。その実績に加え、ホーム横浜スタジアムでの勝率が高いことを買われ、ラミレス監督からはすでに開幕投手に指名されている。 監督は「伝えたときに石田は目を赤くしていた」と話したが、本人は「いや結膜炎じゃないですか」。照れながらも、意気に感じたことは間違いない。 「開幕は投げない投手だって緊張する。ああ、始まったなあって。自分もそうだった。去年は井納さんが初戦で勝ってくれたおかげで、良い流れができたのは間違いない。今年は自分が後に続く投手に乗せられる投球をしたい」 開幕投手とは当然、エースを意味する。「勝っている状態でマウンドを降りて、そのまま勝ち星がつくのがエース」。あいつが投げた試合は勝てるという信頼。あいつが投げた試合だから落とせないという奮起。目に見えない力を引き出してこそ、エースだと。 その後を受けて、勝ち星を完結させるのがクローザーの山崎康だ。メジャーリーグでも中継ぎで投げていたパットンが加入し、その座は競争が予想されている。「2年間守護神としてやれたのは財産。負けたくないという気持ちはある」。40セーブという延べ15人しか達成していない高い目標を自らに課したのも、そのためだ。 同期の石田が開幕投手に指名され、「僕自信もうれしかった」。すでに未来予想図も描けている。「後ろで自分が投げて、石田にウイニングボールを渡したい」。その絵で2017年シーズンが始まれば、昨年以上の躍進を期待せずにいられなくなるはずだ。