抜いても大丈夫?

年齢を重ねるとともに増えてくる白髪。みなさんはどのように対処していますか。カラーリング剤が皮膚に合わず悩んでいる人も少なくないようです。白髪が生えるメカニズムと対策法を知り、上手に白髪とつきあっていきましょう。

◆髪に色をつけるのはメラニンという色素です。このメラニンを作るのは、体内にある色素細胞メラノサイト。そのほか、チロシナーゼという酵素とアミノ酸のチロシンが反応することでもメラニンは生成されます。加齢によってメラノサイトの機能が弱くなったり、チロシナーゼが減少したりすると、メラニンがうまく作れず白髪のまま伸びてしまいます。

◆加齢のほかにも栄養不足も原因としてあげられます。たんぱく質やミネラルは、チロシナーゼの働きに大きく関わっています。さらに、ストレスや過労、睡眠不足などによって自律神経のバランスが乱れることも要因に。また、病気や薬の副作用によって白髪になることもあります。とくに短期間で急激に白髪が増えた場合は、背景にある原因を精査する必要があります。

◆では、白髪を見つけたらどうしたらいいのでしょうか。数本ならと抜いてしまう人もいるのでは。しかし、頭皮や毛根を傷めることがあるため、無理に髪を抜くのは白髪でなくてもおすすめできません。原因を考えれば、再び生えてきても白髪になるので、抜いても意味がないといえそうです。それほど多くなければ、根元からカットすることをおすすめします。


▽▼▽日ごろからできる白髪対策 など▽▼▽

(監修:関東中央病院 皮膚科特別顧問 日野治子)