オープンダイアログとは?

日本では、約100人に1人の割合でみられる心の病気「統合失調症」。ひとたび発症すると完治することが難しいと考えられていましたが、最近では就労可能の病気ともいわれています。治療には薬が処方されることがほとんどですが、フィンランドの病院で、対話というシンプルな方法を取り入れている事例があります。
 
◆オープンダイアログとは、1980年代からフィンランドのケロプダス病院で約30年に渡って行われている統合失調症の治療法です。これは患者本人を含め、家族、医師、看護師、セラピストなどが輪になって座りチームで対話するという手法。入院せずに、患者本人の自宅で行います。

◆患者本人あるいはその家族から要請を受けると、24時間以内に複数の専門家が患者のもとに出向き、状態が改善するまで家族も交えて対話をします。患者自身に現状を聴き、チームのメンバーがその場でオープンに意見を述べ合い、対策について患者とともに真剣に話し合います。

◆対話をする際は、そこにいるすべての人が平等で、治療をする側・される側といった上下関係は一切ありません。対話の最中に、患者が話す内容を批判したり否定したりすることはなく、受容し、耳を傾け、安心して話ができるような状況をつくるのが特徴です。


▽▼▽オープンダイアログの驚くべき成果 など▽▼▽

(監修:横浜労災病院 勤労者メンタルヘルスセンター長 山本晴義)