発症リスクは6〜20倍とも!

喫煙が体に害をおよぼすことは明らかですが、多くのがん専門家は「がんの最大の原因は、あと10年で喫煙よりも肥満になるだろう」と予測しています。肥満はがん発症のリスクだけではなく、死亡率さえ高めることがわかってきました。

◆これまで、肥満が心臓病や糖尿病のリスクとなることは知られていましたが、がんとの関連は指摘されていませんでした。しかし、この報告では「食事や運動療法によって予防に努めるべき」と、適正体重の維持の重要性を主張しています。

◆肥満度を示す体格指数「BMI」とがんの発症率を詳しく比較したニュージーランド・オークランド大学チームの論文によると(米産婦人科学誌「AJOG」(電子版)2016年1月29日号)、「子宮体がんは太っている人ほど発症のリスクが高くなり、もっとも肥満度の高い人では正常の体重の人の約20倍に達する」としています。

◆肥満の悪影響をおよぼす原因としては、体内のホルモンバランスを崩してしまうことが考えられます。女性ホルモンは主に卵巣の卵胞から分泌されますが、最近では脂肪細胞からも分泌されることがわかってきました。肥満により脂肪細胞が肥大化して女性ホルモンが過剰に分泌されてしまうのです。


▽▼▽生存率が劇的に上がった対処法 など▽▼▽

(監修:虎の門病院 内分泌代謝科医長 宮川めぐみ)