昼間に質の良い睡眠を

コンビニやファミレス、長距離バスなど深夜営業のサービスが増え、昼夜を問わず便利な生活であふれています。一方で、これらの仕事に就く人たちの健康に悪影響をおよぼす心配も。夜勤シフト勤務の人は、どのようなことに注意すればいいのでしょうか。

◆現在は、労働者の4人に1人が夜遅く働いているという試算もあるほど。医師や看護師、介護などの医療関連をはじめ、警察や消防、バス・タクシーなど運輸交通関係、電気部品などの工場、新聞やテレビなどマスコミ関係、コンビニなどのサービス業…幅広い職種の人たちが、夜勤やシフト交替制で働いています。しかし、どうしても昼夜のリズムが逆転し、睡眠や食事が不規則になって疲れがたまりがちに。実際に、健康への悪影響も報告されています。

◆海外の研究では、日勤の人に比べ夜勤やシフト勤務で働く人のほうが、肥満や糖尿病などの生活習慣病、乳がんや前立腺がん、心疾患などにかかるリスクが高いという報告があります。また、睡眠障害により自律神経失調症やうつ病など、精神的にダメージを負ってしまうケースも目立ちます。とはいえ、勤務体制と健康への悪影響については、詳しいメカニズムや因果関係はまだよくわかっておらず、国内でも研究が進められているのが現状です。

◆そもそも人間は、昼間に活動し夜に休眠するよう体内時計でコントロールされています。ところが、夜勤やシフト勤務体制によって、ひとたび体内時計がくずれると「時差ボケ」と似た状態を引き起こします。勤務時間内に睡魔に襲われて作業効率が落ちたり、寝るべき時間に眠れなくなったり、中長期的に健康への悪影響が出ると考えられています。


▽▼▽生活をコントロールする方法 など▽▼▽

(監修:東京医科大学病院 総合診療科准教授 原田芳巳)