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ドルトムントに暗雲が立ち込めている。トーマス・トゥヘル監督と、スカウト部長のスウェン・ミスリンタト氏の不仲が伝えられた。今冬のオリヴァー・トレスの獲得が成立しなかった頃から、長期に渡って口も聞いていない状況がつづいているという。

ただ日常の業務については、スカウト陣をまとめるミスリンタト氏は、ツォルクSDの直近という立場にあたり、例えばスカウト陣が選手と交渉を行い、最終的な判断はツォルクSD、トゥヘル監督、そしてヴァツケCEOの3人で下されることになる。そのため基本的には、トゥヘル監督とのコミュニケーションがなくとも特に支障があるというわけではない。

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そして2009年からドルトムントでスカウト部長を務めるミスリンタト氏は、香川真司やオーバメヤンをはじめ、今季ではゲレイロやデンベレの獲得に大きく貢献した評判の高い人物であり、今夏にはハンブルクのクネーベル前SDの後任としても名前があがった。

だがトゥヘル監督との不仲にかかわらず、ミスリンタト氏のクラブ内での立場は非常に高く、むしろドルトムントはスカウト部長から「競技部門のリーダー」への出世も検討している模様。なおその際、後任のスカウト部長には4年前にボーフムから加入した、マルクス・ピラワ氏が就任することになるようだ。

imageトゥヘル監督をヴァツケ氏が全面擁護、ツォルク氏は若干の修正

先日のレヴァークーゼン戦後に、トゥヘル監督がレヴァークーゼンのハードプレーに苦言を呈し、プレスカンファレンスではロジャー・シュミット監督と口論となる場面もみられたが、果たしてドルトムントは「見苦しい敗者」という姿を見せてしまったのだろうか?

だがハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは、トゥヘル監督のコメントを全面的に支持。「彼は何も間違ったことなど言っていない。事実として非常にハードにプレーしていたではないか。なにも見苦しい敗者ということではない」と反論を述べ、さらにここ数年は最もフェアなクラブとしてドルトムントながら「相手のプレースタイルのトレンドもみないとね。もっとうちもハードにプレーするべきなのかもしれないな、フェアプレー賞など気にせずに」とも言葉を続けた。

さらにミヒャエル・ツォルクSDも、トゥヘル監督の発言を支持したものの、そのニュアンスは若干異なるものとなっている。

「レヴァークーゼンは、うちのプレーの流れがドリブル、早いコンビネーションに対して、戦術的にファウルで止めていたのだ。それを主審が見逃していたのだよ」と、戦術的なファウルに対する警告が、もっと出されるべきだったとの考えを示した。