Bayer 04 Leverkusen - Borussia Dortmund
先週末に行われたプレスカンファレンスでは、敗戦後にトーマス・トゥヘル監督がレヴァークーゼンのプレースタイルに批判を展開して、ロジャー・シュミット監督と口論となる場面がみられたドルトムント。

指揮官は「我慢の限界もある」とまで苦言を呈し、主審への批判も含め、あらためてドルトムントに対するファウルの多さがクローズアップされる結果となったが、しかしこのような議論は何も新しいことではない。これまで10年前にもバイエルンで同様のことが起こっており、また昨シーズンも、ハンブルクの選手からインゴルシュタットに対して「嫌な相手だ」と苦言が呈されている。

だがその理由は本当に、相手チームのプレースタイルや審判による外的なものなのであろうか?

確かにトゥヘル監督の指摘通り、今シーズンもっともファウルを受けているのはドルトムントだ(114)。マインツ戦では20、フライブルク戦でも27を数えている。そして一方でレヴァークーゼンは、ここまで受けたファウル数89しかない。

だがみなさんは、バイエルンがこれまで僅か75のファウルしか受けていないこと、そしてインゴルシュタットがドルトムントと同じ114のファウルを受けていることをご存知だろうか?そして今シーズンに最も頻繁にファウルを受けているのは、ドルトムントのFWオーバメヤン(通算4)ではなく、むしろインゴルシュタットのFWダニロ・レスカノ(通算24)であることも。

そしてこれはなにも偶然のことではない。インゴルシュタットは昨シーズンも最も多くのファウルを受けており、リーグ全体トップもインゴルシュタットのMFロジャーだった。

なお被ファウルが多いドルトムントの選手に目を向けてみると、1vs1から仕掛ける若手デンベレ、そして同じく若手MFヴァイグルがリーグ全体で13番目と16番目にランクイン。

たしかにその一方で、ドルトムントはここ数年で最もフェアなプレーとして知られており、被ファウルの多さにヴァツケCEOも「フェアプレー賞を気にしないよう、我々も考える必要があるかもしれない」とまでコメントしていたのだが、しかしわずか数カ月前に目をむけてみると、そもそもドルトムントの昨シーズンの被ファウル率は、リーグ全体の中盤程度にあたる456しか受けていない。

ちなみにその昨シーズンでも、王者バイエルンは被ファウル数で415と、ドルトムントよりも下回っており、むしろその差が今シーズンに入って大きく広がったといえる。

このようにうまく対処できている背景には、むしろバイエルンがファウル数を減少させるために、早いパスワークによって、”うまく対人戦を避けている”という点をあげることができるだろう。