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 先日に行われたハンブルガーSVとの入れ替え戦では、2試合ともに途中出場となっていた、ティアゴ・トーマス。1年半在籍した20歳はこの夏にすでに退団の流れとなっており、シュトゥットガルトではレンタル契約に含まれていた移籍金、1500万ユーロでの買い取りオプション行使を見送ることを判断。そしてキッカーが得た情報によれば、先日にオマル・マーモウシュがフランクフルトに渡った、VfLヴォルフスブルクの関心を集めているようだ。

 所属元スポルティングで66試合、シュトゥットガルトでは47試合に出場し8得点5アシストをマークしていた20歳のストライカーは、攻撃的ポジションであればいずれもプレー可能で、本人もブンデス残留を希望している模様。ただ買い取りオプションにある金額は、今季先発16試合で3得点5アシストという成績では買い手がつくことはないだろうが。

 またシュトゥットガルトではフロリアン・ミュラーが、こちらはマーク・フレッケンが移籍したSCフライブルクへの移籍に迫っているところ。その後継者としてすでにU21代表ノア・アトゥボルを指名済みであり、ミュラーはそのバックアップとして加入することになる。なおミュラーはフレッケンが重傷をおった際に代役として当時マインツからレンタルで加入。1年間プレーしていた。なおまだ詰めの交渉は続けられており、移籍金額はおよそ150万ユーロほどで合意する見込み。

 その一方でVfBシュトゥットガルトは、2部降格を喫したしたヘルタBSCから、左サイドバックのマキシミリアン・ミッテルシュテット(26)を獲得した。ブンデスリーガ通算145試合で出場する同選手はこのたび2026年までの契約を締結。 ベルリンでは1月に2027年まで契約を延長したばかりだったが、降格によりシュトゥットガルトは、キッカー情報によると最近噂されている300万ユーロよりかなり低い例外条項(50万ユーロ?)を利用して獲得した模様。ヨヴァン・ミロセヴィッチに続く来季2選手目の補強で、ただこれで今冬にもレヴァークーゼンが関心を示していた、ボルナ・ソーサの退団の可能性が高まったことになる。

 さらにシュトゥットガルトではFCザンクト・ガレンから買い戻しオプション(45万ユーロ)を行使して、自軍のユースで育成した24歳CBマテイ・マグリカの復帰を検討中であり、ミュラーの移籍が迫るフライブルクにおいても守備的MFヤニク・カイテル(23)、守備的MFロベルト・ワグナー(19)、へーネス監督がバイエルンII時代に始動した攻撃的MFチョン・ウヨン(23)についても希望リストに含まれている模様。ワグナーについてはフライブルク側にはレンタルの意思しかなく、そこに買い取りオプションが付随しなければシュトゥットガルト側も獲得には動かないだろう。