高岡市議会の大井正樹市議(67)=通算5期、戸出吉住=が政務活動費の不適切な会計処理を行った疑いがあることが22日、分かった。実際の購入品とは異なる品物がただし書きに記入された領収書を提出したり、高額品の代金を3枚の領収書に分割して申請したりしていたとみられる。大井氏は北日本新聞の取材に不適切な処理があったことを認めた上で「架空請求などの不正は絶対にしていない」と答えた。議員辞職はしない意向。 政活費の申請で、ただし書きに「バインダー」などと記入された3750円分の領収書を提出したが、店舗側には線香やろうそくなどを販売した記録が残っていた。ただし書きのない領収書で申請したケースもあった。大井氏は「勘違いをし、政活費の申請用ではない領収書を提出してしまった」と説明。ただし書きは「自分の字ではない。誰が書いたかは分からない」と述べた。 昨年に購入したデスクや書類入れなどの代金8万4900円を、3分割して3枚の領収書で申請したことも認め、「3万円以上だと納品書の添付といった手続きが煩雑になるため」と弁明した。 大井氏は同市議会の自民系会派「自民クラブ」(2013年11月に「自民同志会」へ統合)の会長を務めていた。自民クラブ所属の元市議2人の政活費不正について、当時の会派会長として21日に調査結果を発表したばかりだった。 この際、自民同志会は会派発足後の大井氏を含む所属議員について、「調査したが政活費の不正はない」と説明していた。