野菜や果物を使った庶民芸術の祭典「福岡町つくりもんまつり」が23日、高岡市福岡地域中心部で開幕する。話題の人物や出来事を表した36点が町中に並ぶ。24日まで。住民らは22日、追い込み作業を進めた。 まつりは、五穀豊穣(ほうじょう)を祈って供え物をする地蔵まつりが起源とされる。300年以上前から続く伝統で、ことしは25団体が36作品を出品する。 地元の末広町自治会のメンバーでつくる「末広会」(高田憲弘会長)は「末広蘭綾王」をテーマに、高さ約6メートルの大型のつくりもんを制作。蘭綾王は雅楽の曲目の一つで、福岡地域の雅楽団体「洋遊会」に伝わる面を参考に作っている。頭はトウモロコシを使い、胴体には大きなカボチャやヒョウタンを取り付け、オクラやナスで模様を付けた。高田会長は「野菜の色合いを工夫した。迫力のある顔に注目してほしい」と話した。 まつりは高岡市、福岡町観光協会などでつくる実行委員会主催、北日本新聞社共催。問い合わせはつくりもんまつり実行本部(さくら会館内)、電話0766(64)6716。  ■24日に雅楽公演 高岡市福岡地域の雅楽団体「洋遊会」(上野慶夫会長)は24日、福岡町つくりもんまつりの開催に合わせて同市福岡町大滝の市ふくおか総合文化センターで定期演奏会を開く。 舞楽「陪臚(ばいろ)」や朗詠「嘉辰(かしん)」などを演じる。  演奏会は午後2時に開演し、舞楽や管弦など7演目を繰り広げる。入場料500円。24日午前11時、プレイベントとして雅楽の館(同市福岡町福岡)で入場無料で管弦を披露する。  ■カメラ館は午後8時まで開館 高岡市福岡町福岡新のミュゼふくおかカメラ館(金山嘉宏館長)は23、24の両日、開館時間を午後8時まで延長する。外壁をライトアップし、動物写真のスライドショーを映し出す。 ライトアップは、福岡町つくりもんまつりに合わせて企画し、ことしで3年目。まつりのにぎわい創出に加え、独特のデザインのカメラ館が、光に美しく照らされる様子を見てもらおうと始まった。 写真の投影は今回初めて行う。館内で開かれている「岩合光昭どうぶつ写真展」(北日本新聞社共催)の作品のうち、約30枚を次々と映す。世界中の貴重な野生動物の姿が色鮮やかに浮かび上がる。 ライトアップと写真の投影は日没から午後9時まで。荒天時は中止することがある。