花尾カントリークラブ(高岡市福岡町花尾)を運営する福岡観光開発(同、市山久一社長)は13日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、保全・監督命令を受けた。代理人弁護士らによると、負債総額は49億5900万円。ゴルフ人口の減少による売り上げ減や預託金の返還負担が響いた。ゴルフ場の営業と従業員の雇用は継続する。 帝国データバンクと東京商工リサーチの両富山支店によると、負債額は本年度では県内最大。売り上げ減や価格競争に伴う経営悪化に加え、複数の預託金返還訴訟を提起され解決が見通せない状況となったため自主再建を断念した。 負債額の大半を預託金が占めており、債権者は会員を中心に約2千人。 19日に高岡市民会館で債権者説明会を開く。地裁から手続き開始の決定を受けた後、再生計画案の策定を進める。 福岡観光開発は1973年、県西部を中心とした県内企業の共同出資で設立。花尾CCは77年10月に開場し、現在は全27ホールで、丘陵部に位置し変化に富むコースが特色。ピーク時は約7億円を売り上げていたが、近年は減少傾向が続き、2015年12月期は売上高が2億6700万円まで落ち込んだ。 福岡観光開発の筆頭株主(出資比率27・7%)である三協立山は、既に株式の評価損の計上を終え、貸付金などもないことから「業績に与える影響は軽微」とし、「経営自立できるよう再生計画の立案に協力する」としている。 県内でのゴルフ場の経営破綻は、昨年3月の高岡カントリー倶楽部(高岡市中田御坊山)以来。