川崎重工業神戸工場(神戸市中央区)で、液化石油ガス(LPG)運搬船「PYXIS ALFA(ピクシス アルファ」の命名・進水式があった。同工場でのLPG船の進水は1995年1月以来、21年ぶり。市民600人を含む3800人が進水を祝った。

 全長230メートル、総トン数4万7千トン。船内には箱形のタンクが四つあり、計8万2千立方メートルのLPGを運ぶことができる。内装工事を経て来年5月、シンガポールの船舶所有会社に引き渡す。

 神戸で建造したLPG船は今回で16隻目だが、受注の関係で長く途絶えていた。15隻目は1995年1月18日に進水式を開く予定だったが、前日の阪神・淡路大震災で中止になった。船台からずれるなどの被害があり、同社坂出工場(香川県)で内装工事などを続けた経緯がある。

 川重によると、神戸工場では2018年度末の建造分まで、海洋調査船など商船の受注を確保しているという。(高見雄樹)