兵庫県尼崎市を拠点に覚醒剤などを大量に密売したとして、麻薬特例法違反などの罪に問われた増田勝巳被告(51)=大阪市西淀川区=に対する裁判員裁判の判決公判が13日、神戸地裁であった。佐茂(さも)剛裁判長は「密売規模は極めて大きい」として懲役17年、罰金1千万円、追徴金約6700万円(求刑懲役18年、罰金1千万円、追徴金約1億2千万円)の実刑判決を言い渡した。

 判決などによると、同被告は2014年5月〜15年9月、密売組織の首謀者として尼崎市内で拠点を移しながら覚醒剤などを販売。公判では追徴金などの算定に関わる売上総額が争われ、検察側は論告で約1億6千万円と主張したが、判決は密売仲間の証言などから約1億900万円と認定した。

 佐茂裁判長は判決で「密売人への卸売りも行い、薬物の危険を拡散させた」と指摘した。