歌好きのシニア世代が集まり、懐かしの曲を歌うイベント「歌声広場わいわい」が10周年を迎えた。11日は、熊本市中央区の中央YMCAに約40人が集い、元気な声を響かせた。

 歌声広場は、退職を迎える団塊世代の居場所をつくろうと2007年1月、当時、熊本YMCAの顧問だった小山哲夫さん(68)=西区島崎=が発案。青春時代に「歌声喫茶」ブームを経験した世代でもあり、気軽に参加できるものを考えたという。当初は中央YMCAで月1回開催。現在では熊本市と合志市の計6カ所に広がった。

 ピアノとギターの伴奏はボランティア。季節に合わせ、童謡や歌謡曲などを合唱する。10周年のこの日は「わたしの青い鳥」「いつでも夢を」など計19曲を歌い、最後の「今日の日はさようなら」ではいつものように輪になり、手をつないだ。

 1回目から顔を出す今村信也さん(75)=中央区弥生町=は「ストレスが発散できて、毎回楽しみ」。近くの冨永エミ子さん(90)は「参加するのが生きがいです」。

 小山さんは「皆さんのためにと始めたが、私も歌声広場があるから頑張ってこれた。これからも楽しみながら続けたい」と話した。(西國祥太)