熊本城の修復を支援する「復興城主」からの寄付が、受け付け開始から約2カ月で6億円を超えた。熊本市は「年末年始に里帰りした方から多くの寄付を受けた」としている。

 復興城主は、熊本地震で被災した熊本城修復のための寄付制度。1口1万円以上で、昨年11月1日に受け付けを始めた。先着1万人に人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の限定グッズを贈る特典もあり、開始1カ月で約3億5千万円(約2万2千件)が集まった。

 熊本城総合事務所によると、12月以降も窓口には1日平均200件の申し込みがあり、年明けの1月1〜3日には1日450〜700件に急増。10日現在で計6億1323万円(3万6797件)になった。

 受付窓口は、熊本城総合事務所と城彩苑(いずれも中央区)の2カ所。城彩苑の担当者は「三が日は里帰りの方からの申し込みが多く、100万円寄付した方もいた。熊本城がこれほど愛されているとは」と驚く。

 昨年12月には熊本市内の会社社長夫妻が1千万円を寄付。復興城主としてではなかったが、大阪の会社社長が市役所を訪れ、手提げ袋の現金1千万円を「熊本城のために」と寄付していったという。

 市は熊本城の復旧費を約634億円と見積もっており、これら寄付をすべて修復費に充てる。

 復興城主は金融機関からの振り込みでも受け付け。市は今後、インターネットでも受け付けられるようにする方針だ。(高橋俊啓)