西原村の小森仮設団地の集会所で13日、県内の障害者の芸術作品を集めた「アール・ブリュット(生[き]の芸術)移動美術館」が始まった。作家13人が創作した約30点の作品が、熊本地震で被災した入居者らを14日まで楽しませる。

 障害者の芸術活動を支援する団体「アール・ブリュット・パートナーズ熊本」が、芸術に触れる機会の少ない入居者に楽しんでもらおうと企画した。

 集会所には緻密で色鮮やかな作品が並ぶ。ヒマワリや鳥などの抽象画や、細かくちぎった折り紙を貼り合わせた絵、折り紙を0・1ミリ幅の糸のように切り刻んだ切り紙が目を引く。自然木に無数のくぎを打ち付けたオブジェもあり、個性が際立つ。

 事務局長の三浦貴子さん(55)=山鹿市=は「どの作品にも『ありのままで共に生きていこう』というメッセージが込められている。発想の豊かさに触れてほしい」と、多くの人の来場に期待する。14日は牛丼やぜんざいの炊き出しもある。(横山千尋)