甲佐町教委は12日、熊本地震で校舎などが被災し、甲佐中を間借りしている乙女小(同町)の復旧を3月20日ごろに終える見通しを示し、同23日の卒業式を本校で開く方針を明らかにした。

 町教委によると、同小校舎は敷地の地盤沈下などで使えなくなった。当初は2学期中の再開を目指したが、被害の再調査などで着工できず、工期がずれ込んだ。

 町教委は12日夜、町生涯学習センターで開いた説明会で、卒業式前に復旧できるめどが立ったと報告。出席した保護者からは「6年生には卒業式はもちろん、授業も受けさせたい」とさらに前倒しを求める声が出た。

 町教委の担当者は「資材の調達不足などで工期が延びる可能性もある」としながら、「式だけでなくリハーサルもできるよう、業者と協議したい」と答えた。

 県教委によると、地震の影響で13日現在、他校を間借りしている公立小中学校は乙女小のみ。阿蘇市の阿蘇西小は統合前の旧校舎で授業を実施している。(臼杵大介)