「勉強しなさい」テレビドラマや漫画でもよく見られる風景です。皆さんも、「勉強しなさい」とお子さんに言ったことがあると思います。
実は、「勉強しなさい」と何回も言うと、お子さんを勉強嫌いにしてしまうということをご存知ですか?

­禁断を破った人たち

禁断を破った人たちについては、多くが寓話や小説になっています。例えば、浦島太郎は乙姫の言葉を守らずに玉手箱を開けてしまい、おじいさんになってしまいます。鶴の恩返しでは、絶対に機場(はたば)を覗かないで欲しいと言われていたにも関わらず、若者は機場を覗いてしまいます。
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日本だけではありません、アダムとイヴは神様に「リンゴを食べてはいけない」と言われていたにも関わらず、リンゴを食べて、楽園を追放されてしまいました。そして、ロミオとジュリエットは禁断の恋をして逆に燃え上がってしまいます。
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最近では、下衆の極み乙女のボーカル川谷さんとベッキーは週刊誌の報道にもかかわらず、燃え上がってしまいました。その後も芸能界では不倫報道が後を立ちません。「禁断」の恋は燃え上がるようです。人間は「ダメ!」言われると、どうしてもそのことをしたくなるのです。

禁止されると反発したくなる心理

このように、「絶対ダメ!」と言われても破ってしまう人間の心理はどのようになっているのでしょうか?
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禁止されると、余計に禁止された行為をしてみたくなる心理のことをカリギュラ効果といいます。この心理は、「心理的リアクタンス」が関連していると考えられます。心理的リアクタンスとは、自分の自由が外部から犯された時に、自由を回復しようとする心理のことです。「遊んではいけない、勉強しなさい」ということを言われると、遊ぶという自由が侵害されたと考え、遊ぶ自由を回復させたいと考え、勉強したくなくなる心理です。
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その他に、ロミオとジュリエット効果という心理効果がありますが、ロミオとジュリエットの恋が、周囲から反対されて、逆に燃え上がったことに因みます。ロミオとジュリエットは、宿敵の家の子供同士の恋愛を禁止され恋愛の自由が侵害され、自由を回復したいために逆に燃え上がってしまったということです。

遊びを制限されると遊びのことで頭がいっぱいになる

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いきなりですが、「3」という数字を覚えないでください・・・。
そう言われると、この記事を読んでいる多くの方が逆に「3」という数字を覚えてしまっていると思います。
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また、富士山を想像しないでください・・・。
この言葉に、多くの方が富士山を想像してしまったのではないでしょうか?
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実は、私たちの脳は「〜しない」ということを理解できないのです。「3という数字」「富士山」という言葉を聞いただけで「3」や「富士山」をイメージしてしまいます。つまり、してはいけないと言われると逆に考えてしまうのです。
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アメリカの心理学者ウェグナーの実験をご紹介します。
実験の参加者を3つのグループに分け、50分ほどの白熊の映像を見せたあと、各グループに次のように指示しました。
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グループ1 「白熊のことを覚えておくこと」
グループ2 「白熊のことを考えても考えなくても良い」
グループ3 「白熊のことは絶対に考えないこと」
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1年後、白熊の映像を覚えていたのは、どのグループでしょうか?
実は、絶対に考えてはいけないと言われたグループ3の参加者たちでした。人間は、禁止されると反発して、頭から離れられなくなります。遊びを禁止されると、遊びのことで頭がいっぱいになるのはこのためです。

褒められると成績は上がる

ある実験が行われました。子供たちを3つのグループに分けて、何回かのテストを行いました。Aグループは叱り、Bグループは褒めました。そして、Cグループは放置しました。
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その結果、最初のうちはAグループの成績は良かったのですが、そのうち逆転してBグループの成績が良くなったというものです。つまり、子供の成績を上げたいなら、叱るよりも褒めたほうが良いということです。

子供を縛るのはNG

人間は自由を求めるもので、それは子供も同じです。子供のためだとしても、子供を縛ることは、反発の原因となります。「勉強しなさい」という命令のしすぎはよくありません。勉強嫌いにしたくなければ、「勉強しなさい」はほどほどに。
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最後に、よく「自分は褒められて育つタイプ」といいますが、殆どの人間は、褒められて育つものです。文句を言うより、褒めたほうが育つものですよ。
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