今回ご紹介するのは、京都御所のお隣さんにある「梨木神社(なしのきじんじゃ)」。
近隣には京都府立医科大学、その関連施設や住宅がありとても閑静な環境です。
­
梨木神社は、明治18年に創設され、京都に数ある神社の中では比較的新しい部類に入ります。実際、訪れた折にも古びた箇所があまりなく、神社全体が丁寧に整備されていました。
­
ご祭神は、三条実萬(さんじょうさねつむ)と三条実美(さめとみ)。
当時この辺り一帯は、公家のお屋敷が連なっており、明治になってからそれらは東京に移されました。その跡地に創建されたのが、この梨木神社なのです。
­
★パワースポットポイント
見所1  京都の三名水「染井の井戸(そめいのいど)」
見所2  境内に植えられている500株の「萩(はぎ)」
見所3  愛の木(あいのき)

今でも唯一残る、京都の三大名水

­
京都の三名水、醒ヶ井(さめがい)・県井(あがたい)・染井(そめい)の一つである染井の井戸があります。現在も枯れずに残っておるのは、この染井の井戸だけ。染井の水は、甘くてまろやかな味。地元で飲食店を経営する方や主婦など普段の生活用水として使われることが見受けられます。
­
井戸の水源は数十メートルで、鴨川の水が分流してきているとのこと。 軟水なので、コーヒーでも緑茶でもどんな飲み方も美味しく楽しむことができます。

植えられているのは「梨」・・・ではなく、「萩」?!

­
実はこの梨木神社、別名「萩の宮」と呼ばれるほど、萩でも有名な地です。境内に植えられている萩の数はなんと500株。毎年9月に開かれる「萩まつり」の季節になると、萩の花が見頃になり、日本舞踊なども観ることができます。
­
ところで、神社の名前が「梨木」であることから、梨の木で有名であると誤解されることもあるそうですが、この名前は当時この一帯が「梨木町」と言われていたことに起因しています。

願い事が叶う、中心にどっしりと構える「桂」の木

­
染井のすぐ隣にあるのが、とにかく太くて大きな雰囲気のある御神木。この木は、桂の木で、木の葉がハート形になっているために名付けられたそうです。
­
そして、いつからかその葉の可愛らしさから「愛の木」と呼ばれるようになり、この木を撫でながら願い事をすると願いが叶うという言い伝えがあります。
­
これら上記の3つの見所ポイント以外にも、新緑が綺麗な参道やお茶室などもあり、結婚式も執り行われているようです。こじんまりとしたサイズ感なのですが、境内の所々に思わず足を止めてしまうものがあるので、参拝客を飽きさせません。
­
観光客が押し寄せるような場所ではなく、大きな案内の看板もないので、京都御所目的で来た方が「おや?こんなところに神社がある!」とたまたま気づく場合が多いのではないかと思います。
­
京都へ訪れる際には、ぜひこの「梨木神社」を頭の片隅に入れておいてください。御所に行った帰り道にふと思い出すことができたら、もう一つの京都を味わうことができることでしょう。
­
名称:梨木神社
〒602-0844京都市上京区寺町通広小路上ル
TEL 075-211-0885
http://nashinoki.jp
­
­