天才は生まれつきの才能を持った、自分たちとは関係のない別世界の人。そんなふうに思っていませんか?

本当の天才という人も確かにいますが、多くの天才と呼ばれる人は才能による部分は1%、それ以外は努力によるものと言われています。
天才とそうでない人の分かれ目と言われる、1日2.7時間のあることとは?

天才は育てることができる?

世の中の”天才”と呼ばれる人たちには、ある共通する点があるそうです。それが「1万時間のルール」と呼ばれるもの。
『天才!成功する人々の法則』(マルコム・グラッドウェル著)で広く知られるようになったので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
ある研究によると、才能が開花するまでには1万時間の訓練が必要と言われているそうです。
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この1万時間のルールがすべての分野に当てはまるわけではないようですが、少なくとも集中してそれだけの時間、何かに打ち込み、努力を重ねることで、天才が育っていくのだと考えられます。
天才とは1万時間の努力を重ねることのできる才能を持った人と言えるかもしれません。

天才と凡人の境目は1日2.7時間

この1万時間を10年間で考えると1日2.7時間。20年であればその半分です。これなら、工夫すれば私たちにも可能な時間と言えそうです。

ただ、効率の悪い練習や勉強を毎日2.7時間やっていても、あまり効果はありません。
先に述べた『天才!成功する人々の法則』で、「真摯な練習」と言われる内容の濃い訓練を続けることが大切です。
ある音楽大学の調査によると、トップクラスのバイオリニストは1万時間以上の練習をこなしていたとか。他のバイオリニストたちとは約6000時間もの開きがあったそうです。
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子供の場合、毎日2.7時間もの濃密な練習や勉強をさせるのは無理があるかもしれません。しかし、これがもし子供が大好きなことだったらどうでしょう?

好きなことであれば長い時間練習しても苦にならないもの。夢中になれるものを探し才能をうまく伸ばすことができれば、天才と言われる人になるかもしれません。

モチベーションを維持するために大切なこと

1日2.7時間をやり続けるにはモチベーションを維持し続ける必要があります。
大きな目標があれば、それに向かってあらゆる努力を重ねることは苦にならないものです。しかし、周りの大人が目の前の小さな目標にとらわれて口を出すと、モチベーションが下がってしまうことも考えられます。

モチベーションを維持するには、子供が自ら楽しいと思って続けることが大切です。親はあまりうるさく口を出さず、それを応援してあげましょう。

夢中になれることを伸ばせる環境を用意しよう

もし、子供が何かに夢中になっていれば、それがその子供の才能につながることかもしれません。それは音楽やスポーツなどに限りません。

虫に夢中になっている、恐竜のことだったらなんでも知っている、そんなことから思わぬ才能が開花することもあります。

周りの大人は、子供が夢中になっていることに水を差さずに、それを伸ばしてあげるための環境を作ってあげましょう。
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小学生くらいになればその分野の優れた指導者を探したり、そのような研究をしている場所に連れて行って専門家に話を聞いたりすることもできます。
その世界により興味を持てる環境やよいライバルのいる環境、家庭であれば集中できる環境を用意してあげましょう。

部屋が散らかっていると集中量がそがれるので、部屋をきれいに整えておくことも大切です。小さなことの積み重ねが才能を伸ばしていくことにつながり、やがては1万時間の努力につながります。
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1日2.7時間を10年、あるいは1日80分を20年。
天才と言われる人たちには、努力を苦と思わずに積み重ねることのできる才能があるようです。
子供の才能を伸ばしてあげようと決めたら、基本的には口出しは不要。

親にできるのは適切な環境を用意することと、子供を信じて応援し続けることではないでしょうか。
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写真© jackfrog - Fotolia.com
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