家計を圧迫する子どもの教育費。最近は、出産年齢が上がっている傾向にあり、教育費にお金をかけすぎて老後の暮らしが危うくなるという家庭もあります。
無理なく教育費を捻出するには、どのように家計をやりくりしたらよいのでしょうか。

まずは固定費の見直しをする

家計の中で一番節約効果が高いのが固定費の見直し。どうしても必要…と思っても、思い切って見直してみると、意外と節約できる部分も多いものです。
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・まずは車費
まず見直したほうが良いのは車です。通勤や日常生活に車がないと移動に困るという場合は別ですが、普段ほとんど車に乗らないというような場合は、思い切って手放すのもひとつの手。
車の維持費は保険料や税金、ガソリン代だけでもかなりのもの。2年ごとの車検や駐車場を借りていればその費用もかかります。
交通の便が良い場所に住んでいるのであればできるだけ公共の交通機関を利用し、車を使う時はカーシェアリングやレンタカーを利用するというのも一つの方法です。
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・保険料が適切かもチェック
保険料の見直しもおすすめ。最近は入院期間も短いため、毎月の支払い額に比べると払い戻される額はそれほど多くないかもしれません。
もし月に何万円も保険料として払っている場合は、その分を貯蓄に回して万が一に備えるという方法もあります。
高額の医療費は加入する健康保険から返済される制度もありますし、保障は最低限にすることも考えるとよいでしょう。
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・すぐにできて効果大!通信費の見直し
通信費の見直しも効果が大きいものです。
大手携帯キャリアのスマホを家族全員で使用していると、月々の支払いはかなりの額になっているはず。そのような場合は、格安SIMへの乗り換えもおすすめです。これまで使っていたスマホと同じ回線の格安SIMを使用すれば、端末を買い替える必要もありません。
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つながりやすさも大手と遜色ない場合が多く、電話も問題なく使えます。自宅でWi-Fiルーターを利用して通信料を節約し、ダウンロードや動画の視聴はWi-Fiにつないだ時だけに行うなど使い方にも気つければ大幅な節約も可能です。

児童手当を貯蓄にまわす

家のリフォームや車の購入であればローンを組むということも可能ですが、教育費はそうはいきません。多くの場合、入学金や授業料などを支払うときにはまとまった金額を現金で支払わなくてはならないのです。
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もし、子供2人が同時に大学や高校などに入学ということになると、私立中学・高校で約100万円、私立大学では授業料だけで年間約100〜150万円、私立医学部では1000万円近いお金が必要になります。

国によって違いはありますが、留学する場合は、年間200〜300万円ほどかかることを覚悟した方がよいかもしれません。
国立大学でも平成16年時点で初年度の授業料と入学金を合わせて80万円以上必要です。さらに、国立、私立ともに授業料、入学金は年々上昇傾向にあります。
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子供が大きくなるにつれ、教育費は増えていくもの。将来必要になりそうな費用は子供が小さいうちから無理なく貯めていきましょう。

児童手当を1万円として毎月貯蓄すれば年間で12万円、中学3年までで180万円ほど貯まります。
子供が小学校を卒業するまでの期間、さらに月1万円ずつ貯金することができれば貯蓄額は140万円ほど。
児童手当と合わせて約320万円になり、ほとんどの大学の初年度納付金や当面の授業料を賄えます。

住宅ローンは繰り上げ返済をしない

住宅ローンを組んでいると、お金の余裕のある時に繰り上げ返済をしたくなるものですよね。繰り上げ返済をすれば金利分が節約でき、総支払額を減らすことにもつながります。
でも、これから教育費がかかる場合は考え直した方がよいかもしれません。
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もし、繰り上げ返済に何百万円かのまとまった資金をあててしまうと、学費が必要な時に資金繰りができなくなる可能性もあります。
住宅ローンの支払額を節約するには繰り上げ返済ではなく、金利の安い時期に借り換えをするほうが無難です。
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できれば子供には好きなことをやらせてあげたい、希望の学校に行かせてあげたいと思うのが親心。いざという時に慌てないために、普段から節約や貯蓄、情報収集などをして教育費が必要になる時に備えておきましょう。
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