学問の神様・菅原道真をまつる福岡県太宰府市の太宰府天満宮は12日、「御本殿」の改修事業の一環で、2025年の大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーを務める建築家藤本壮介氏が設計した「仮殿」を報道公開した。

 国の重要文化財である御本殿の改修は124年ぶり。仮殿は工事中に「御神霊」を移すため、今年2月に着工、5月に入り完成した。

 菅原道真を慕う梅の木が太宰府まで飛んできた「飛梅伝説」をモチーフとし、周辺の自然と調和するデザインに仕上げた。屋根を土で覆い、草木を植えるなど独創的な外観が目を引く。

 一般参拝は14日から。