警察庁は1日、5月30日に実施した悪質な自転車の全国一斉取り締まりで、指導警告が1万1525件、道交法違反での摘発が516件あったと発表した。2022年に起きた自転車が関連する交通事故の約7割で自転車側に法令違反があり、同庁は交通ルールを順守するよう求めている。

 警察庁によると、指導警告では、2台以上で並んで走る「並進禁止」が2427件で最多、「指定場所一時不停止」が2351件で続いた。

 摘発の内訳は「指定場所一時不停止」が199件で最も多く、次いで「信号無視」が189件。イヤホンや携帯電話を使用する「順守事項違反」は20件だった。逮捕者はいなかった。