15日号砲の第35回全国女子駅伝の優勝争いは群馬、兵庫、京都の3強が中心となる展開が予想される。3強を千葉や長崎、鹿児島、静岡が激しく追う。当日は低気温が予想され、4区までに先頭争いに絡む好位置にいることが優勝の条件となり、レース展開を大きく左右しそうだ。

 群馬は各世代のトップ級の選手が順調な仕上がりを見せている。序盤の好発進と、中盤以降のヤマダ電機勢の走りが鍵になる。アンカー予定の西原加純(ヤマダ電機)に好位置でつなげれば、初優勝の期待が膨らむ。

 13年ぶりの頂点を目指す兵庫は、全国高校駅伝2位の西脇工高勢を軸にスピードランナーが名を連ねる。序盤に配置される実業団選手の走りがポイントで、中盤以降でリードを積み重ねたい。

 京都は全国大会で好成績を残した実業団選手と中高生に勢いがある。序盤をうまく滑り出し、4区以降も粘りを発揮できれば、3年ぶりの栄冠が見えてきそうだ。地元の声援を追い風に、京都らしい隙のないたすきリレーを見せたい。

 上位争いは例年以上に激しくなりそう。千葉は全国トップの中高生を前半区間に配置し、バランスのとれた布陣。長崎は高校生の力が伸びており、前回の8位以上を視野に入れる。鹿児島はリオデジャネイロ五輪代表の上原美幸(第一生命)を擁し、穴がない。静岡はスズキ浜松AC勢が主要区間を担う。

 連覇を狙う愛知や福岡、神奈川、長野、大阪なども入賞を狙う。愛知は力のある高校生と鷲見梓沙(ユニバーサルエンターテインメント)に期待が集まる。昨年7位の福岡は中高生が成長著しい。神奈川はスピードのある実業団と大学生で流れをつかめるか。長野は全国高校駅伝6位の長野東高の選手に勢いがある。大阪は全国高校駅伝優勝の大阪薫英女学院高勢がチームを引っ張る。リオデジャネイロ五輪代表の関根花観(日本郵政グループ)を擁する東京、埼玉や岡山も力を秘める。

 滋賀は25位以上を視野に入れる。躍進を狙うチームでは、高知が鍋島莉奈(日本郵政グループ)を軸に過去最高の25位以上を狙う。

 実業団勢が多い茨城、松山大勢が引っ張る愛媛の走りも注目したい。