京都府笠置町の副町長が不在になって、1月で丸4年になった。昨年9月末に参与も退職したため、特別職が西村典夫町長1人だけの状況が続いており、町政への影響が懸念されている。

 同町は2012年12月まで町役場出身の副町長がいたが、町議会との調整がつかず、13年1月1日から不在が続いている。14年4月から一般職で連絡調整を担う参事を置き、参事が退任した15年4月からは議会の同意を必要としない特別職の参与を置いて町長を補佐していたが、参事も参与も不在になった。

 西村町長は「適任者を探している。職員の負担もあるので早く決めたい」とするが、府内で人口が最も少ない同町では行政のけん引役も不足しているのが現状だ。

 副町長は、政策や企画、職員事務の監督、町長の職務を代理するなどの権限がある。他の自治体でも首長と議会が対立して不在になった例はあるが、会議などへの一般職の代理出席はそぐわない場合もあり、町長に仕事が集中することになる。

 2期8年を務めた松本勇・前町長は退任時に「副町長が不在となった任期後半は激務となり、町政の停滞を招いた」と副町長不在が悪影響を招いたことを認めた。町民からも副町長選任を求める声が出ているが、見通しは不透明だ。