火を使わず、ボタンひとつで料理が完成する。そんな、アニメのひみつ道具のような調理法が存在します。炊飯器です。お米を炊くのに使用される熱や、美味しく炊くために培われた技術は、あらゆる料理に応用できるのです。本格的に作ろうとすると手間がかかる料理から、これまで再現できなかったお店の味まで、炊飯器があなたの夢を叶えます。
今回は料理研究家である筆者が、そんな「誰でも簡単にできる炊飯器クッキング」のレシピ3つをご紹介いたします。


■1:サムゲタン

ご飯と具材が一緒に調理されているサムゲタン。箸で簡単に崩れる柔らかい鶏肉や、旨味の凝縮されたご飯が、お手軽に出来上がります。

材料(2〜3人分)

手羽元 8本
米 2合
長ネギ 1本
生姜 ひとかけ
にんにく ひとかけ
酒 大さじ1
塩 少々
水 500ml

作り方

1.お米と手羽元、長ネギを入れる。
2.ニンニクや生姜、酒、塩などのを調味料を加え、炊飯する。


■2:ビーフシチュー

煮込み料理と炊飯器の相性は、先述の通り抜群です。老舗の洋食店で出されるようなビーフシチューがご家庭で簡単に味わえます。時短でびっくりの高度なお味をどうぞ。

材料(2人分)

カレー用牛肉 300g
塩 小さじ2
こしょう 少々
小麦粉 大さじ3
オリーブオイル 大さじ2
乾燥にんにく 10枚
フライドオニオン 大さじ5
赤ワイン 1/2カップ
トマト水煮缶 1缶(400g)
ローリエ 1枚
水 2カップ
塩 小さじ2
しょうゆ 大さじ1
バター 30g
パセリ(あれば) 適量

作り方

1.牛肉はひと口大に切り、下味の塩、こしょうをふり、小麦粉を全体にまんべんなくつける。
2.炊飯器に1.の牛肉を入れて、乾燥にんにく、フライドオニオン、赤ワイン、トマト缶を缶汁ごと、ローリエ、分量の水、塩、こしょう、オリーブオイルを加えて軽く混ぜ、普通に炊く。
3.炊きあがったら、しょうゆとバターを加えてよく混ぜ合わせる。器に盛り、パセリを飾ったら完成。


■3:メインと副菜を、ご飯と一緒に調理

炊飯器クッキングのいいところは、なんといってもその手軽さ。ご飯を炊くのと同時に、メインや副菜を調理することができます。

材料(2人分)

米 2合
生鮭 2切れ
味噌 大さじ2
砂糖 大さじ1
白ワイン 大さじ1
バター 20g
大葉 2枚
なす 1本
インゲン豆 6本
めんつゆやポン酢 適量
鰹節 適量

作り方

1.米は洗って炊飯器に入れ、水加減をして浸水させる。
2.その間に、味噌、砂糖、白ワインをよく混ぜておく。
3.アルミホイルに鮭を置き、2.とバターを上からかけ、ホイルでしっかり包む。
4.なすは適当な大きさに切り、水にさらし、同じく適当な大きさに切ったインゲン豆とともにホイルで包む。
5.1.の上に、3.と4.をのせ、早炊きモードで炊く。
6.炊き上がったら、ご飯を盛り付け、鮭には大葉をちぎってのせ、なすとインゲン豆にはポン酢、鰹節をかけて出来上がり。


いかがでしたか? 炊飯器クッキングは、単なる時短と侮れません。「本当は自炊したいけれど、時間がない」という方から、料理に自信のない初心者の方まで、幅広い方にオススメできる調理法です。「やったことがない」という方は、ぜひ一度お試しください。
(料理研究家 オガワチエコ)

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