すっかり秋めいて、お出かけするのが気持ちいい季節になりました。
この時期デートや気分転換にオススメなのが、レトロな洋館めぐり。東京には歴史のある洋館がいくつもあり、比較的手ごろな入場料で見学することができます。貴族や皇族が実際に住んでいた建物は細部に至るまで美しく、歴史映画やドラマの中に入りこんでしまったような気持ちを味わえます。
今回はロマンティックな気分にひたれる都内の洋館を2箇所、ご紹介します。海外ドラマのような世界を堪能しに行きましょう!

旧古河庭園(きゅうふるかわていえん)




北区にある旧古河庭園は、都立文化財9庭園のひとつに数えられています。英国人建築家が手がけたレンガづくりの建物は、いかにも「外国のお屋敷」といったおもむき。元は古河財閥の持ち物で、当時の建物からは作りかえられているそうです。
お屋敷の前に広がる洋風庭園では、春と秋には100種類近くのバラが咲き乱れ、最高にロマンティック。秋のバラはまさに今が見頃で、11月下旬くらいまで続きます。10/8(土)〜10/23(日)は「秋のバラフェスティバル」と題して、さまざまなイベントが予定されています。

洋風庭園の奥を進むと、日本庭園が広がっています。ちょっとした渓谷や滝、森林があって、変化に富んだ地形は歩きがいがあります。東京には庭園がたくさんありますが、ここのように和と洋がミックスされているものは、なかなか珍しいのではないでしょうか。

◆アクセス
JR京浜東北線 上中里駅下車 徒歩7分
JR山手線 駒込駅下車 徒歩12分
東京メトロ南北線 西ヶ原駅下車 徒歩7分

入園料 一般150円/洋館見学(要予約)800円
旧古河庭園



東京都庭園美術館(とうきょうとていえんびじゅつかん)




こちらはアール・デコ様式を取り入れた、旧朝香宮邸がベースとなった美術館。目黒でありながら森の中に位置するので、とても静かで気持ちのいい空間です。
建物は皇族である朝香宮鳩彦王が実際に暮らした邸宅で、東京都指定文化財になっています。内装を手がけたのは、フランス人装飾美術家のアンリ・ラパン。モダンと華麗がとけ合った装飾的な室内は、ところどころが修復されながら当時のままに残されていて、皇族の生活がうかがい知れます。

また、ここはミュージアムショップも魅力的。アール・デコのデザインを今風にアレンジしたオリジナルのマグカップやトートバッグ、タオルはスタイリッシュで、プレゼントにもよさそうです。

展示を見終わったら、庭園をゆっくり歩きましょう。ここに来るとみんなリラックスしてしまうらしく、芝生の上でごろ寝しているカップルや、靴を脱いでボーッとしている人が目立ちました。

◆アクセス
JR山手線/東急目黒線 目黒駅下車 徒歩7分
都営三田線/東京メトロ南北線 白金台駅下車 徒歩6分

入館料 展示により異なる
12/25(日)までは、クリスチャン・ボルタンスキー「アニミタス_さざめく亡霊たち」展と「アール・デコの花弁」展を同時開催中
庭園入場料 一般100円/大学生80円/中・高校生・65才以上50円

東京都庭園美術館

あえてクラシックなファッションで出かけてみよう?



こういう場所にクラシックでドレッシーな装いで出かけたら、きっと気分も盛り上がります。着物を着られる人なら、着物姿もいいですね。自分だけでなく、来ている人の目も楽しませることができそうです。

都会の中にありながら非日常を味わえる古い洋館は、小さなテーマパークのよう。ちょっとあらたまった気分で、行ってみてはいかがでしょうか。
(アオノミサコ)