あなたも経験があるのではないでしょうか。夜中にベッドでスマホを片手にメールやTwitter、Facebookなどをチェックしたのち、片方の目の視界がぼやけたことが。あるいは、寝返りを打って、片方の目は見えるけど、もう片方の目が見えなくなったことが。以下に、その理由を説明します。

『Science of Us』の記事によると、プロセスはとてもシンプル。片方の目が光に慣れたのに、もう片方の目が暗闇に慣れたままだからじゃないかと思ったあなた、なかなかいい勘してます。記事では、英国の2人の女性が登場します。2人は、一時的に片方の目が見えにくくなる経験したあと、しばらくスマートフォンを使っていなかったにも関わらず、翌朝も同じ症状を訴えて病院に行ったそうです。診察を担当した医師らが、学術誌「New England Journal of Medicine」にレポートを書きました。その最重要項目はこちらです。

女性2人はある眼科に行きました。専門家が詳細な履歴を聞いたところ、2人は眠りに落ちる前と目覚めてすぐにスマートフォンを使ったそうです。そこで医師は、2人に数日間症状を記録させました。すると、決まって問題が起きるのは、床に付けていたのと反対側の目だったのです。

医師らはこう考えました。「たとえば左側を下にして寝ていたとすると、左目は枕によって部分的に隠されて暗闇に慣れているのに対し、右目は光に慣れていて、視覚の大半を受け持っているのではないか。スマートフォンから目を離すまではそれでもいいが、目を離して両目が暗闇にさらされると、光に慣れていた目は、暗闇に慣れるまで見えなくなってしまうのではないか」と。

彼らはこの説を確かめるために自ら実験し、数分間、片方の目が見えにくくなることを確認しました。

多くの人はたいてい両目でスマートフォンを見ているものの、スマホ依存が増え、画面の明るさが増すばかりの現状では、このような症例が増えるだろうと医師らは予測しています。


あなたも同じ経験をしたことがあるかもしれません。それは、スマートフォンを置いた直後かもしれませんし、スマートフォンを置いて水を飲みに、あるいはトイレに立ったときかもしれません(筆者も経験あります)。医師らは、画面の明るさが増し、ベッドでスマホを見る悪習慣が蔓延している今だかこそ、介護者や個人に対して、このような症状が起こりうることを啓発していく必要があると言います。少なくとも、夜は画面の明るさを落としたり、アプリを使って時間に合わせて画面を調節したりするのがよさそうです。


Checking Instagram in Bed Could Make You Temporarily Blind | The Science of Us

Alan Henry(原文/訳:堀込泰三)

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