Inc.:幸せは運や環境、生まれ持った境遇で決まると感じることがありますが、幸せは本当に一連のスキルなのです。

ウィスコンシン大学のHealthy Minds センターの創設者であり、『The Emortional Life of Your Brain』の著者でもあるリチャード・デビッドソン博士は、次のように説明しています。

多くの研究が、必然的な1つの結論を示しています。幸福は、チェロの弾き方を学ぶのとまったく差がありません。つまり幸福のスキルは、訓練すれば必ず上達できるのです。


これは素晴らしいことです。もし幸せがスキルを習得することで成り立つなら、気分や物の見方はほとんど自分でコントロールできることになります。

ではいったい、幸せになるためにはどんなスキルを習得すればいいのでしょうか? デビッドソン博士は精神的な幸福の鍵となる能力を4つに大別しています。その全般的なアイデアは理解できるものの、カテゴリーがあまりに広大なため、とても実行可能なものとは言えません。

レジリエンス(回復力)が幸福の鍵となることを知っても、それを育めるわけではありません。しかし、カリフォルニア州立大学バークレー校のGreat Good Science Centerが新たに発表した幸せのスキル一覧は詳細に及ぶため、それが可能になるかもしれません。研究者ティキ・デイビス氏による長いスキル一覧は、あなたが幸福度を高める方法を評価するための、とても良い出発点となるでしょう。

以下に、その内容の一部を紹介します。いくつかの副題に分けられています。


自己へのポジティブな思考

受容:自分自身や自分の感情を客観的に受け入れる能力自己肯定感:自分は善良で価値のある人間であると考える能力明瞭性:何を尊重し、どのように感じ、自分は何者なのかを理解する能力肯定的再評価:より長く、より強く、あるいはより頻繁にポジティブな感情になれるよう、思考を変える能力


他者へのポジティブな思考

拒絶耐性:他者の行動を拒絶ではなく受け入れるものとして認識する能力共感:他者の立場になって考え、他者の視点で世界を見る能力感謝:人生で得た経験や人々に感謝する能力手放す:対人関係の悲観的な状況についてイライラしたり思い巡らすのを止める能力


自己を巻き込むポジティブな行動

計画性:有効な計画を立て、目標に向かって行動を起こせる能力しなやかマインドセット:勤勉に、ひたむきに取り組むことで、自分の能力が発展し得ると信じることセルフケア:幸福度を高める手段として不健康な行動(ドラッグ、アルコール、買い物や過食)に走ることに抗う能力積極性優先:自分が楽しめる活動のために時間をとり、一貫して予定を立てる能力


他者を巻き込むポジティブな行動

親切:他者に友好的で寛大であり、思いやれる能力自立:他者に影響されることなく、自分で決断し、独自の価値観に基づいた行動がとれる能力。表現:他人と自分の個人的な側面を気楽に伝え、分かち合える能力自己主張:自分のために立ち上がり、発言し、ニーズを伝える能力


これらのうち、あなたはいくつのスキルに取り組む必要がありますか?


What Are Your Happiness Strengths and Weaknesses? | Inc.

Jessica Stillman(訳:堀込泰三)
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