Inc.:あまりにも大勢の人々と、あまりにも長い時間を同じ部屋で過ごすと、頭がガンガンし始めて、頭がうまく働かないように感じられ、心臓がバクバクして、手のひらに汗をかくこともあります。パニック発作でしょうか? カクテルを少々飲み過ぎたのでしょうか?

いいえ、内向的な人を対象とした情報サイト「Introvert, Dear」のShawna Courter氏によると、それは単に「人酔い」なのかもしれません。

この記事で、Courter氏は、自らが体験した社交過剰の不快な後遺症について述べています。同氏は親族の集いに参加したとき、黙って暗い部屋に隠れていたのです。内向的な人なら、Courter氏が説明している気持ちがすぐにわかるでしょう。同氏は、内向的な人が自分の人生でその気持ちを外向的な人に説明するのに手助けが必要な場合に、そういう状況を説明するのに役立つ表現を教えてくれました。


内向的な人は、外交的な人に比べると、社交に使えるエネルギーの持ち合わせが限られています。そのエネルギーの蓄えを超えてしまうと、「大丈夫」から「絶対にダメ」へと変化する転換点に到達してしまうのです。

治療法は?


もしこのような症状が出てきたら、急いでスポーツドリンクと鎮痛剤を買いに行くべきでしょうか? いいえ、昔ながらの二日酔いの治療法は役に立ちません。唯一の治療法は、「しばらく1人でいること」だと、Courter氏は説明しています。ただし、正確には最近どのくらい人付き合いに精を出していたのか、そして、自分がどの程度内向的なのかによって、かなり長い時間1人になる必要があるかもしれません。

Courter氏の記事を受けて、同じく人酔いで苦しんでいるJesse Singal氏は「Science of Us」というブログで、相手の気分を害することなく親友や知り合いになったばかりの人たちを必死で避けようとしていた自らの思い出を披露しています。同氏によると、Courter氏の記事にコメントした人の中には、回復期間として丸1日必要な人もいるそうです。

「私はパーティーに参加すると、エネルギーを再充填するのに丸1日必要な場合があるし、本当にまるでニ日酔いになったかのように、頭痛、吐き気、疲労感など、ありとあらゆる症状に襲われる」と言う人もいれば、「私は回復するのに翌日1日かかることが多いので、必死で調整して人付き合いが2日続くことがないようにする」と書いている人もいます。


安心して人付き合いをする方法


どうすれば恐ろしい「人酔い」を避けることができるのでしょうか? おそらく、アルコールの場合と同じように、責任と節度を持って楽しむことが鍵でしょう。自分自身の限界とペースを適切に把握しましょう。予定されたイベントの前に、ひとりきりになれる時間をスケジュールに組み込むのも有効かもしれません。

しかし実際には、人との付き合いという刺激をどの程度取り入れるかは、カクテルとは違って、必ずしも自分でコントロールできるわけではありません。例えば、パーティーに招待された人がうるさい友人を60人を連れてきたり、あなたに比べると大勢の人々と過ごすのが好きな人と車を相乗りしたりすることもあるでしょう(車の相乗りはたいてい、内向的な人にとっては恐ろしいアイデアです)。Courter氏もSengal氏も、こういった場合の解決策は持ち合わせていないようです――私も持ち合わせていません。けれども、少なくとも今では、そういう場合の自分の状態を言葉で表すことができます。


Feeling Rough After an Event? You Might Have an 'Introvert Hangover'|Inc.

Jessica Stillman(原文/訳:松田貴美子/ガリレオ)
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