お金を貯めて純資産を増やすには、収入よりも出費を少なくしなければなりません。単純に倹約をして出費を減らすだけよりも収入を増やすことが効果的なのは間違いありませんが、それでも倹約が方程式における重要な役割を果たしていることは変わらないのです。

多くの人が、倹約は時間の無駄だと思っています。お金をケチるぐらいだったら、その時間を利用して稼いだほうがいいと。それで稼げるようにはなるかもしれませんが、倹約の方法を学ばない限り、財産を築くことはできません。

作家のAmy Daczycznさんは、著書『Complete Tightwad Gazette』において、重要なポイントをついています。

収入を問わず、多くの世帯が、何とか生き抜くだけのお金しか持っていないように見えます。節約せずにもっと稼げと言うのは、「食べる量を減らさずにもっと運動しろ」と言っているのと同じことなのです。


もちろん、倹約しすぎもよくありません。何もかもを節約するあまり、何も楽しくない状態になってしまっては元も子もないのです。ライターのG.E. Miller氏は、ブログ「20 Something Finance」において、きわめてナイスな解決策をまとめています。


富を築くには、現状を疑わなければなりません。それは、収入の多寡を問わず、自分の消費行動に集中することを意味します。実際問題として、収入と出費は別物と考えたほうがいいでしょう。収入と出費の間には、直接的な相関はないはずです。あるとすれば、それはあなたがトラブルに巻き込まれている証拠。もっと言えば、両方を改善しようと努力してみてはいかがですか? それができてはじめて、事態が好転するのです。

言い換えると、方程式の1つの項だけに集中するのではなく両方を最適化することで、大きなアドバンテージが得られます。詳細は、Miller氏のブログをご覧ください(英語)。


Earning More Does Not Cure All | 20 Something Finance

Kristin Wong(原文/訳:堀込泰三)
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