先日ライフハッカーでは、今注目を集める宿泊先として無人島「田島(たしま)」を紹介しました。この島は、長崎の大村湾に浮かぶ1周3.3kmの島で、「島全体をまるごと貸し切れる島」として注目を集めています。

今回、ライフハッカーでは、この島を「ライフハッカー島」と称し、編集部の大嶋が実際に現地を訪れました。

以下、2日間にわたって滞在した「ライフハッカー島」の魅力を2本の記事に分けてレポートします。1日目は「独り占めする無人島」をテーマに、島の見どころを紹介していきます。

予想外に便利な島へのアクセス


「ライフハッカー島」は長崎にある島ですが、島へのアクセスは意外にスムーズでした。

その理由は、長崎空港から島への直行船が運行しているから。下のマップで島の位置を見るとわかりますが、陸路でも島の近くまで行くことはできますが、空港から島への最短距離は海上を行くルートになります。

空港から島までの所要時間は35分。長崎空港は関西空港のように海に囲まれている人工島なので、空港の横には船着場が併設されていました。


空港と島を結ぶ直行船。飛行機を降りてすぐに船に乗るという体験はなかなかできない体験。


船に乗って15分ほどで、島が見えてきます。大村湾は内海になるので、波も穏やかで船が苦手な人でも安心できそうです。道中、船からは他の無人島もいくつか見ることができました。


島に向かう途中に見えた無人島。大村湾では無人島そのものは珍しくない。


無人島とは思えない豊かな自然


島に到着すると、さっそく島内を歩いてまわりました。島自体は一周3.3kmなので歩いて簡単に一周できるのですが、驚くのはこの小さな敷地内に豊かな自然が広がっていることです。

島の中心は平野になっていて、ここに宿泊施設や田園などがあります。田園の後ろには緑で覆われた丘があり、田舎の懐かしい風景が広がっています。


島の中心部分にある古民家。島の民家の一部は宿泊施設として利用できる。


まるで里山のような島の中心部分。ここだけを見たら無人島の上だとは思えない。


また、島全体に広がっている竹林も、島で見られる美しい風景の1つです。


島の森にある竹林とツリーハウス。竹の間をジップラインで通り抜けることもできる。


テント泊、BBQ、五右衛門風呂


島では宿泊施設に泊まるか、テント泊かを選ぶことができます。1日目はテント泊を選びました。自然を満喫したあと、暗くなる前にテントを張ります。島のスタッフの方にどこに張れるのかを聞いところ、「張れる場所ならどこでもOK」と言われて驚きました。キャンプ場のような許可された場所以外では、自由にテントを張れる場所はなかなか見つからないのですが、この島の場合は島全体が個人の私有地なので危ない場所じゃなければどこでもOKとのこと。


ビーチのすぐ隣にテントを設置。明日の朝一番で泳ぐためでもある。


テントを張った後は、明るいうちに夕食の支度を始めました。それも、薪を割るところから始めます。



その後、夕食の野菜と鶏肉を焼いて食べるべく、火を起こします。コツは燃えやすい竹にまず火を付けて、炭に火を移すようにすること。火はマッチでつけますが、なかなか炭に火が移らずに苦戦しました。ちなみに、薪は五右衛門風呂を温めるのにも使います。



夕食は、島で育てたお米を飯盒で炊き、鶏肉と野菜を焼いて塩と胡椒で味付けして食べるというシンプルなものでしたが、夕日が沈むのを見ながら食べるご飯はまさに格別。夕日が沈んで辺りが暗くなるまでゆっくり進むひと時を過ごしました。


井戸水を張って、薪に火を付けて暖める五右衛門風呂。1日の疲れを癒やしてくれた。


島には電気が通っていないので、日が沈むと島は真っ暗になります。夜に移動するには懐中電灯やアルコールランタンなどの明かりが頼りです。ひとりだと若干怖いくらい暗いのですが、この非日常感が変に楽しくなってきます。少なくとも、島には危険な動物はいないので暗い中を歩いても安全です。

それに、暗いと言っても、意外と目は慣れてくるもの。試しにライトを切ってみると、月や星が思ったより明るいことに気づきました。


Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
島のビーチから見える夜の夜景。全天球カメラTheta Sで撮影。


そして、夜の島は本当に静かです。ビーチと田園が近いので、虫の音と波の音が両方聞こえるのもこの島ならではの贅沢です。

次の日には長崎市から子どもたちが20人くらい島にやってきて滞在していきました。次回は「大人数で楽しむ無人島」をテーマに、島でできる多種多様なアクティビティを紹介します。

(次回に続く)


ライフハッカー島(田島)|オフィシャルサイト(日帰り・宿泊はお電話にてご予約ください。0959-29-5005)

(大嶋拓人)