映画「ダ・ヴィンチ・コード」に出てくる、暗号を隠しておくための装置「クリプテックス」をモチーフにしたUSBメモリ『Cryptex USB』。スチームパンク風のルックスに目が引かれるところですが、もちろん、実用上も有用なアイテムです。

5桁のパスコードでロックを外し、中からUSBメモリを引き出す仕組みなので、物理的にUSBメモリ内のデータを守れるのです。映画のように、無理やり分解して中身を抜き取ろうとすると、酸で中のデータを溶かしてしまうというしかけはありませんが。


ストレージ容量は16GBなので、今どきのUSBメモリの中では小さい部類に入ります。しかし、物理的にカギをかけてでも守りたいデータは、それほど多くはないでしょうから、その意味で十分なサイズだと言えるでしょう。

また、生体認証で中身を暗号化するような本格的なUSBメモリとは違い、あくまでカジュアルな利用を前提にしている点には、ご注意ください。逆に、解除番号を共有しておけば複数人で扱うこともできるなど、セキュリティが高すぎないことによるメリットもあります。

解除番号は、あらかじめセットされてある番号から変更することができないので、忘れないように覚えておくのは少し大変かもしれません。その番号を書いたメモを、本物のクリプテックスで守れるといいのですけど。

付属の革製ストラップが、この独特の世界観を演出するのに一役買っていますが、キーホルダーとして常に持ち歩くというのも、悪くないんじゃないかと思います。


Cryptex, Antique gold

(田中宏和)