自身の誕生日である6月17日に写真集を発売することがわかっている、女優の森川葵さん。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、「女優が脱ぐ」理由を解説するとともに、彼女の今後に期待をかけています。

女優が脱ぐそれぞれの理由

芸能記者が芸能ニュースに“着手”するパターンにはいくつかの決まり事があります。

そのうちのひとつを例として挙げれば、“この女優が脱ぐ?”という情報です。

もしその女優が既婚者だとすると、記者としてすぐやる事はパートナーの居住確認です。生活実態の有無を取材し、もし別居の事実が確認できれば“離婚”の文字が堂々と記事のタイトルに踊るわけです。

なかには“別居なんかしてないですよ、あの部屋は役者として準備するための仕事部屋”と言い張るタレントなり事務所もありますが、大体このパターンは弁明から数ヶ月後に離婚を発表することになります。

もうひとつ、その女優が独身で清純派を売りにしていた場合は、プライベートで何かあった時です。

清純派として営業的に満足する結果を得られない場合、事務所と相談して一念発起、女優として飛躍するために脱ぐというパターンもありますが、結婚まで考えていた相手との別れがあった時にいきなり長かった髪をバッサリ切ったり、脱いだりというのが私の取材経験上最も多いパターンだと言えます。

例えばそんな理由で写真集を出した場合、私はその女優の恨みつらみが表情の向こう側に見えてしまい、ページを開くことが辛くなってしまう事が今まで何度かありました。

さて昨日、『FRIDAY DIGITAL』で目にした森川葵の記事には少しだけ動揺してしまいました。

“森川葵「全部見えてる」セクシー写真集が話題の彼女が〜”というタイトルの記事には、「正直まぁ見せられるところは全部見えてるかなという感じ」とか、本人がファンの“見どころは?”という質問に答えた「ぷりぷりのおちり!」という写真集が話題になっていると書かれてありました。

私がこの記事に動揺したのは、実は私が彼女がMCを務める語学情報番組のファンだからです。

番組構成も気に入って、オンタイムで観られないときはリピート放送を必ず観ますし、この番組に臨む森川の姿勢に好感が持てるのもその要因のひとつです。

解説の立教大学名誉教授・鳥飼玖美子先生の話をいつも一生懸命ノートに書き留めている彼女に、その真剣に臨む姿勢は、おそらく女優としての現場も同じなのだろうと勝手に思っているのです。

そんな森川の“全部見えてる”写真集発売に、Eテレは彼女をMCとして使い続けてくれるだろうか…なんて余計な心配までしてしまうのです。

 

私が森川葵という女優を認識したのは、2016年10月期のドラマで共演した高橋一生との半同棲が報じられていた頃でした。

15歳も年齢が離れた“生涯独身宣言”をしている高橋との交際から7年後に飛び込んできたのが“ぷりぷりのおちり!”ですから…私の心中は複雑です…。

『FRIDAY〜』では2019年の暮れに撮られた仲野太賀との腕組みツーショットも見られましたが、ほんの3日前の『FLASH』では仲野が別の女優と“2泊3日のポルシェデート”の報道が…。

『FRIDAY〜』が締め括るように“今回の写真集発売は彼女なりの決意”だとしたら、冒頭の私の解釈の範例がまたひとつ増えたことになります。

森川が女優として今後どのように進化していくのか…期待すると同時に、見守っていきたいと思っています。

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by:STARDUST

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