国土が日本の約23倍あり、サンパウロだけでも日本が2個入ってしまうという広さのブラジル。「せっかく広いブラジルに来たら、色々な街を見たい」といった想いを、低価格で叶えてくれるのがブラジルを走る長距離バスです。

 

 

今回は、サンパウロからリオデジャネイロに向かう長距離バスを使った際の、方法と体験談を交えて紹介させていただきます。

 

約30社のバス会社が並ぶサンパウロ長距離バスターミナル

(サンパウロ、バハフンダにある長距離バスターミナル)

 

私が利用したのは、サンパウロのBarra funda(バハ フンダ)というメトロの駅と直結している長距離バスターミナルです。リオデジャネイロに向かうバスはTietê(チエテ)というターミナルのほうが主流となっているらしく、バハフンダからリオデジャネイロに向かうバスは1社のみでした。

 

30社、50以上もの窓口が並び、そのすべてに行き先が明記されているので、歩きながら目的地に向かうバス会社を探すことができます。

 

購入する際も、ポルトガル語が出来なくても、「場所」と「日付」さえ伝えれば、あとはパソコンのモニタで、時間は料金などを見せてくれるので指さしで購入することも可能でした。

 

最大の魅力はやっぱり価格!飛行機の1/10なんてことも

何と言っても、やはりバスを使う最大の利点はその“価格”。同じ日取りで飛行機のチケットを探してみたところ、航空会社の公式サイトで約1000レアル(約3万円)だったのですが、バスでは96.40レアル(約3000円)と、なんと10分の1の運賃でした。

 

私の場合は、バスで6時間ほど移動しました。また飛行機とは違い、目的地に到着するまでに様々な街や景色を見ることができ、途中でブラジルのパーキングエリアを楽しむこともできて、意外な楽しみを発見できました。

 

基本は30分前集合、しかし…ブラジルタイムに気を付けて!

 

チケットを手に入れたら、あとは当日の乗車時間に遅れないようにターミナルに向かうだけです。

 

チケット窓口で「30分前には来て」と言われたので、余裕をたっぷりと持ち1時間前に到着して、軽食を買って乗り場で待つことにしました。しかし、待てど暮らせどバスは来ず、最終的にバスが到着したのは予定時刻から1時間半後でした。

 

ブラジル人は時間にルーズだと、現地の人から聞いていましたが、ここまでとは思いませんでした。

 

いつものことではないとは思いますが、もしこのようなことになったら、同じバスを待っている人を探して、その人に「バスが来たら教えて」と頼んでおくと安心することができると思います。

 

Journalism(ジャーナリズム)2009-09-10 発売号
Fujisan.co.jpより

 

安くて、新しい発見もあり、ちょっとの時間の遅れはご愛敬の長距離バス。

時間に余裕のある旅行をする人たちにとっては、移動でありながらちょっとしたイベントになると思います。