アルゼンチンの首都・ブエノスアイレスの地下を走る“SUBTE(スブテ)”と呼ばれる地下鉄。夕方のラッシュ時には、ドアが閉まらないことがあるほどにぎゅうぎゅう詰めになる、誰もが使用する移動手段です。

 

出典:http://www.metrovias.com.ar/

 

今回は、他の物価からは考えられない程に安い、ブエノスアイレスの地下鉄“SUBTE”について紹介させていただきます。

 

乗車には“SUBE”カードが必要

(交通機関共通のSUBEカード)

 

地下鉄“SUBTE”に乗るには、“SUBE(スベ)”というICカードが必要になります。このカードは地下鉄だけではなく、バスでも使える共通カードです。

 

(地下鉄構内にあるドラッグストア)

 

このカードは“ドラッグストア”と呼ばれる、キオスクのようなお店で購入でき、価格は20ペソ(約130円)でした。SUBTEでは、一回使い切りの切符はなく、必ずこのSUBEカードを購入する必要があるようです。

 

運賃はたったの“30円”という低価格

(“Plaza de Mayo”という駅の入り口。)

 

アルゼンチンはインフレーションが止まらず、「何もかもが高い!」とアルゼンチン人の知人が言っていました。実際に、食料品に関しても輸入物のパスタや卵など、日本よりも高いものがありました。そんなアルゼンチンですが、地下鉄はめちゃくちゃに安いです。

 

一回どこまで乗っても4.5ペソ(約30円)で、バスの6.5ペソ(約43円)よりも安い移動手段です。バスの6.5ペソも驚きの運賃ですが。

 

あまりに値段が安いと治安が不安になりますが、各駅のホームや構内では警察が警備にあたっているので安心して使用することができます。ですが、ラッシュ時などの混雑時などは自分の荷物にしっかりと注意を払いましょう。

 

初めてでも安心の案内板

 

全ての路線に乗ったわけではないのですが、私が使用したSUBTEでは、どの駅にもホームに電光掲示板があり、“行き先”と“待ち時間”が表示されていました。“待ち時間”と言っても、時刻表などに従っているわけではなく、ホームに降り立ってから電光掲示板を観ると毎回“3min”となっていて、実際に2〜3分ごとに電車が来ていました。

 

本数が多いので、ラッシュ時には無理をしてぎゅうぎゅうの中に乗らずに、一本遅らせることをおススメします。スリや、そのほかの事件の回避に繋がると思います。

 

たった30円で乗れて、乗り換えをしても課金なしでどこへでも行けてしまうブエノスアイレスの地下鉄“SUBTE”を紹介させていただきました。

 

ニューズウィーク日本版 2010-07-28 発売号
Fujisan.co.jpより