◇石原元知事や歴代市場長に小池都知事がヒアリングも

 −−盛り土問題で、今月中にまとまる調査結果は公表されるのか。

 小池知事 公表しなければ意味がないと思います。体裁はどうなるかわかりませんが、中身はお知らせします。

 −−知事がおっしゃった、(1)あいまいな点(2)方針変更の時期といつ誰が決定したか(3)なぜ、これまでの説明と実態が異なっていたか−−の3点については、今月中に何らかの答えが示されるか。

 小池知事 そう期待しています。これは、誰が悪いかもさることながら、これからオリンピック、パラリンピックの課題も抱えています。そのほか都政は多岐にわたる。私が就任してから、いくつもの問題点、都政が抱えている問題はまだまだ多い。自律改革は、まな板のコイが自ら包丁をふりかざして身を切るとは思いませんが、まずそこからやらなきゃだめでしょということで、自律改革を、都政改革本部の一番最初にあげています。

 どういう報告書を出してくるのかは、私にとっても興味があるところでございます。都民の皆さんにもそのことを知らしめることで、都政に対して何を今後改革していくべきか、都民の皆さんのご意見も伺えることになるのではないか。これは犯人捜しが目的ではなくて、都政のガバナンス、企業で言うところのコンプライアンス(の問題)です。誰が管理して、誰が決定してという話と重なるので、報告書はその試金石になります。豊洲の問題だけでなく、都政のあり方全体の試金石になるのではないかと思っています。

 −−都議会の開会日の翌日に、市場問題PTの第1回が開かれるということか。

 小池知事 私の所信表明の後に、各会派の代表質問に備えて、報告を出すということになります。

 −−調査報告は、どういった項目について検討結果が出るのか。

 小池知事 いつ、誰が何を決めて、決めなかったか。知らせて、知らせなかったかというファクトが出てくると思う。なぜそうだったのかということについても、注釈付きで求めたい。いま、いろいろと水質の問題、建築の問題と、メディアの皆さんが先行して、いろいろな情報が飛び交っていて、見ている人からすると分からないというのが実情ではないでしょうか。こちらもまだ中間の段階ですから、本当はING形(進行形)でもお知らせしたいところですが、都の責任を果たすためには化学的な分析などはしっかりやらせていただいて、いったん発表した数値が違いましたというのは致命的な話ですから、そこはお時間をいただいているということです。いろいろとイメージを含めて、コメントをされていると思いますが、ファクトは一つになると思う。そのための最終報告をまとめつつあります。

 −−報告書にあいまいな部分が多かったということを受けて、知事自身が直接、過去の市場長、(石原慎太郎)元都知事にヒアリングする可能性はあるか。

 小池知事 報告書を見て、足りなければ必要なことはしたい。報告書次第です。

 −−橋下徹さんが、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で有害物質対策が必要かという発言を繰り返ししているが、知事は必要性を感じているか。

 小池知事 橋下さんのコメントは、聞いてはおります。地下水を飲むわけではないという話ですが、総合的な話で、地下水の汚染がどれほど生活者に影響を与えるのか、食の安全に疑問を抱かせるのかという感性が必要ではないかと思っています。

 −−報告書について、知事が報告を受けた中途の段階で、政策変更の時期、空洞の理由とか、ここまでは分かったと評価できる部分はあるか。

 小池知事 まだまだ詳細な説明、チェックが必要だと思っています。ヒアリングの最中で、分かったこと、分からないことがまだら模様なので、最終報告の場できちんとお伝えしたいと考えております。

<詳報(3)に続く>