相模原市の障害者施設殺傷事件の現場となった「津久井やまゆり園」について、設置者の神奈川県は23日、園を現在地で建て替えることを決めた。園の家族会と指定管理者「かながわ共同会」が建て替えを要望していることなどを受けたもので2020年度中に工事を完了し、入所者全員が戻れるようにする。

 黒岩祐治知事は記者会見し「改修では(事件の記憶にとらわれ)適切な支援を継続することが困難だろうと判断した。事件に屈しないという強いメッセージを発信する施設にしたい」と述べた。

 建て替え費用は設計を含め60億〜80億円程度。黒岩知事は「国にも協力をあおぎ、民間からの寄付もお願いしたい」とした。【福永方人】