福井県若狭町立上中中学校の教諭だった嶋田友生さん(当時27歳)が2014年10月に自殺したのは、最大月160時間超の残業などで精神疾患を発症したのが原因として、地方公務員災害補償基金福井県支部が公務災害と認定したことが分かった。遺族の代理人らが23日、記者会見して明らかにした。

 弁護団によると、認定は6日付。嶋田さんは14年4月から上中中で勤務。1年生の担任のほか、社会と体育の授業、野球部副顧問も受け持ち、同年6月までの3カ月間の残業は月120〜160時間超に上った。生徒の無断外泊や保護者とのトラブルもあり、同支部は「精神疾患を発症するような業務の過重性が認められる」などと判断した。

 父富士男さん(56)は「予想も付かない環境が学校にあったと思う。職場環境を改善してほしい」と話した。若狭町教委の玉井喜広教育長は取材に対し、「認定を重く受けとめる。職場環境の改善を検討したい」と述べた。【立野将弘】