映画やテレビドラマの撮影地を紹介する情報誌「ロケーションジャパン」が選ぶ第7回(2016年)「ロケーションジャパン大賞」で、映画「ちはやふる−上の句、下の句」とロケ地の滋賀県大津市が最高賞のグランプリに輝いた。同誌を発行する「地域活性プランニング」(東京都港区)が12日発表した。県内では14年に映画「るろうに剣心」のロケ地として受賞した県に続くグランプリとなった。

 同大賞は11年から毎年、映画やドラマとロケ地を対象に実施。読者アンケートによる「支持率」▽ロケ地マップなどがあって作品の世界観が楽しめるかなどの「行楽度」▽ロケ支援組織の有無などの「撮影サポート度」▽作品による経済効果やメディアへの露出などの「地域の変化」の4指標を得点化して決定している。

 今回は15年11月〜16年9月に公開、放送された作品が対象で21作品とロケ地がノミネートされた。「ちはやふる」(大津市)は6カ国語対応マップの発行、関連グッズの発売、ラッピング電車の運行など、さまざまな取り組みと波及効果が評価され、4指標とも高い点を得た。

 準グランプリは「真田丸」(長野県上田市)で、他には「君の名は。」(岐阜県飛騨市)が支持率部門賞、「シン・ゴジラ」(川崎市)と「orange−オレンジ−」(長野県松本市)が行楽部門賞を受賞するなどした。

 ロケーションジャパンの山田実希編集長は「ロケの誘致から、原作と連携したイベントの開催や上映後の経済効果の算出、外国人観光客を意識した取り組みまで大津市の熱い思いを感じた。市と県の滋賀ロケーションオフィスとの連携も素晴らしかった。全国の自治体に大変参考になる事例だ」と絶賛している。

 越直美市長は「素晴らしい賞を地域の皆さまと一緒に受賞でき、大変うれしい。これからも世界中に大津の良さを伝えていく」とのコメントを出した。【北出昭】