鹿児島県阿久根市は、米大リーガーのグラブを数多く手がける市内の製造会社、ケイエスケイ(KSK)のグラブをふるさと納税の返礼品に追加した。ゴールドグラブ賞4回受賞のブランドン・フィリップス選手(レッズ)ら守備の名手に愛用されており、市は「グラブを通して全国に阿久根をPRしたい」と期待している。

 KSKは1969年創業。商社の依頼で作ったサンプルが気に入られて73年から米国のスポーツ用品ブランド「ウイルソン」のグラブを製造し、現在、大リーグ30球団の約270選手が愛用する。日本のプロ野球でも、日本ハムの田中賢介選手らが使っている。

 返礼品のグラブは、寄付額15万円以上の人が対象。KSKがウイルソンブランドでオーダーメード生産し、内野手、外野手、投手用から選べる。色は黒、黄、赤の3色あり、ネームの刺しゅうも施す。大リーグ仕様ではないものの、品質はほとんど変わらず、通常7万円相当という。

 市は、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」で11日から申し込みの受け付けを始めた。グラブは寄付から2カ月程度で手元に届くという。

 西平良将市長は11日の発表記者会見で「国内外の一流選手が愛用するグラブが阿久根市で作られていることを知ってもらいたい」と期待を込め、KSKの村井規秀常務は「ものづくりを通して阿久根市のPRに貢献できるなら、できる限り協力したい」と話した。

 問い合わせは阿久根市(0996・73・1211)の商工観光課。【宝満志郎】

 ◇KSK製グラブを使用する主な選手

【米大リーグ】※は引退

ブランドン・フィリップス(レッズ)

ロビンソン・カノ(マリナーズ)

ダスティン・ペドロイア(レッドソックス)

バリー・ボンズ(ジャイアンツ)※

カート・シリング(レッドソックス)※

【プロ野球】

田中賢介(日本ハム)

畠山和洋(ヤクルト)