◇国と鉄道各社、16年12月に取り決め

 埼玉県蕨市のJR京浜東北線蕨駅のホームから、14日午前7時10分ごろ、盲導犬を連れていた男性が転落した事故。国と鉄道各社は昨年12月、ホームドア未設置の駅では駅員が原則として視覚障害者を介助すると取り決めた。JR蕨駅で転落した男性は自動改札を通過したとみられ、JR東日本大宮支社は駅員が男性に気づいたのか、声かけを実施したかなど当時の対応を確認している。

 視覚障害者が駅のホームから転落死する事故は昨年8月に東京都港区の東京メトロ青山一丁目駅で、同10月には大阪府柏原市の近鉄河内国分駅で発生した。これを受けて国と鉄道各社が先月、ハード、ソフト両面の対策をまとめたばかりだ。ホームドア未設置駅で1人で行動する視覚障害者を見かけた場合は、駅員が原則として構内を誘導し、到着する列車を待って乗車を介助し、介助を断られた場合でも、乗車まで見守ると決めていた。【内橋寿明】