13日午前9時40分ごろ、福岡県大川市一木の市立川口小(永渕外勝(そとかつ)校長、児童数257人)のグラウンドで、体育のサッカーの授業中、4年生の男子児童(10)がハンドボール用ゴールの下敷きになり首や肩を挟まれた。病院に搬送されたが約4時間後に死亡した。

 県警などによると、ゴールは高さ約2メートル、幅約3メートル。ハンドボール用だが授業でサッカーのゴールとして使用し、類似品から推定した重さは約130キロ。男児はゴールキーパー役で、味方が相手ゴールに得点したことを喜び、自陣のゴールネットにぶら下がり、倒れたゴールの下敷きになった。

 市教委によると、授業は4年の2クラス合同で、計4チームが2面で試合をし、各クラスの担任の講師と教諭の計2人が審判をしていた。通常、ゴールは地面にくいやひもで固定されているが、使用した4基のうち、倒れたゴールだけは固定されていなかった。学校は月1回点検することになっているが、昨年10月を最後に点検しておらず、県警は今後、管理態勢に問題がなかったか調べる。

 市教委の記伊(きい)哲也教育長は記者会見し「本来しっかりと安全点検をしなければならなかった学校設備に不備があったことで起きた事故。大変遺憾に思う」と述べた。同級生の30代の母親は「やんちゃで元気な子だった。子供たちの使う物の点検はきちんとしてほしい」と話した。

 文部科学省は2013年9月、同種事案が複数発生したことを受け、ゴールを固定するなど適切な措置を講じるよう全国の教育委員会などに通知している。【林壮一郎、中村清雅】