相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で発生した殺傷事件で、神奈川県警は13日、元施設職員の植松聖(さとし)容疑者(26)=鑑定留置中=を、当直職員5人に対する逮捕致傷容疑などで追送検し、一連の捜査をほぼ終結した。今月23日が期限となる鑑定留置の結果を踏まえ、横浜地検が入所者19人に対する殺人容疑などを合わせた刑事処分を決める。

 追送検容疑は昨年7月26日午前2時半ごろ、やまゆり園で当直勤務をしていた23〜54歳の男女5人に刃物を見せて「騒いだら殺す」などと脅し、結束バンドで手すりに縛りつけるなどして拘束し、女性(39)の頭を殴るなどして2人に重軽傷を負わせたとしている。他に男性1人が擦過傷を負った。

 捜査関係者によると、植松容疑者は職員を拘束した上で連れ回すなどし、会話ができない入所者を確認しながら、入所者43人を殺傷したとみられる。【村上尊一】